美的ヌーボの評価 |
美的ヌーボの葉酸サプリは野菜や魚・卵など天然の原料から製造しています。 葉酸は『大豆』(遺伝子組み換えでない)と『アルファルファ』(マメ科の植物)から抽出しているようです。
また、厚生労働省が推奨している体内利用率の高いモノグルタミン酸型の葉酸を使用しています。
美的ヌーボの原材料
海藻セルロース、酵母、小麦胚芽抽出物、大豆抽出物(遺伝子組み換えでない)、トウモロコシ抽出物(遺伝子組み換えでない)、人参抽出物、海藻抽出物、バラの実抽出物、アセロラ抽出物、魚肝油、カキガラ抽出物、サンゴ抽出物、精製魚油(DHA、EPA含有)、ゼラチン、卵抽出物、パセリ抽出物、アルファルファ抽出物、水ガラシ抽出物、アカシアガム、グリセリン(ヤシ油、パーム油、なたね油、ひまわり油)、ビタミンE(大豆抽出物)
妊活・妊娠・授乳中は、『妊娠しやすいカラダ作り』『胎児の健康な成長』『質の良い母乳』などのため普段より多くの栄養素が必要です。
各メーカーでは、妊活〜授乳中にとって特に重要な栄養素(葉酸、鉄、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB12)を中心に配合量を記載しています。
これらの配合量は、特に記載の義務がありませんが、栄養補助を目的としたサプリなので当然サプリ選びの基準になりますよね。
美的ヌーボは他社では記載していないような栄養素の含有量も全て表示しており、5粒(1日分)でどれだけの栄養素が摂取できるかがわかります。
5種のタブレット・それぞれの効果
さて、美的ヌーボの特徴でもある5種のタブレットですが、色味や形状・サイズも様々ですが、それぞれ配合されている栄養素も違います。 ここでは、5つのタブレット『ビタミンB群』『DHA・EPA』『ミネラルコンプレックス』『ビタミンA,C,D,E』『ビタミンE』に含まれる栄養素とその含有量について、詳しく分析します。
ビタミンB群には『ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンB12、葉酸』などの栄養素があります。
葉酸はビタミンB9にあたる栄養素です。私たちが、毎日食事から栄養をとって体を動かすためには、3大栄養素の『たんばく質・糖質・脂質』が必要ですが、これらの栄養素の力を充分に発揮するには、ビタミンやミネラルが不可欠。
ビタミンB群は、3大栄養素がエネルギーとして働くために必要な栄養素ですが、それぞれ単体では効果が発揮されにくい性質があります。
例えば、『葉酸』にはナイアシンが、『ビタミンB6』にはビタミンB2が必要です。 そのためビタミンB群の各栄養素は複合した状態で摂取することが基本となっています。
DHAとは『ドコサヘキサエン酸』の略称で、マグロやサバなどの青魚の脂に多く含まれる栄養素。 『コレステロールの低下』『中性脂肪の低下』『高血圧の抑制』『乳幼児の脳や神経系の発達』などの働きがあると言われています。
DHAが不足した場合、赤血球が硬くなり、血流不良に陥ることも。 血圧が高まることで、心筋梗塞・脳卒中・動脈硬化へのリスクも高まります。 血液系、特に赤血球は胎児との関わりも深いため、妊娠中は特に健康的な血流の維持に努めましょう。
EPAとは『エイコサペンタエン酸』の略称で、イワシ・サバ・アジなどの青魚の脂に多く含まれる栄養素。 主に青魚に含まれるEPAは、体内でほとんど生成できない『必須脂肪酸』の一つです。
EPAには、血液をサラサラにする』『中性脂肪値を下げる』『血管年齢を若く保つ』『動脈効果を防ぐ』が働きがあり、妊活〜授乳期にとって結びつきの深い、血液の健康には欠かせない栄養素となっています。
ミネラルは、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミンなど5大栄養素の一つ。 カルシウムや鉄・ナトリウムもミネラルの仲間です。
ミネラルは、『糖質・タンパク質・脂質』などと比べ必要な摂取量の少ない『微量栄養素』と言われています。 その一方、人間の体からは生成することができない栄養素でもあるため、食べ物から摂取する必要があります。
人体に存在するミネラルの中で、栄養素として必要なものは16種類(ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素)とされ、厚生労働省では『イオウ、塩素、コバルト』を除いた13種類のミネラルの摂取基準を決めています。
妊娠中や授乳期に特に不足しやすいものは『カルシウム』と『鉄』、不足した場合には、骨粗しょう症や貧血を引き起こすリスクが高まります。
反対に過剰摂取が心配な栄養素はナトリウム、摂り過ぎると高血圧や脳卒中などの発症リスクを高めます。
ミネラルコンプレックスはミネラルは配合されていませんが、塩や醤油など身近な調味料にも含まれている成分なので、普段の食生活から気をつけて必要があります。
ビタミンAには水に溶けやすい『水溶性ビタミン』の一つ。 緑黄色野菜などに多く含まれる『カロテン』のことです。
ビタミンAは、『抗酸化作用』『視力の健康』『皮膚や粘膜の保護作用』に効果があると言われており、胎児の細胞分裂などにも関わっています。
一方で、妊娠中のビタミンAの過剰摂取は、胎児の先天性疾患や流産のリスクを高めてしまいます。
野菜などに多く含まれるビタミンA(カロテン)は水に溶けやすい性質から、体内で栄養として必要な量を超えて取り込まれることはなく、残ったビタミンAは尿と一緒に排出されるため、過剰摂取の心配はありません。
しかし、ビタミンAには『カロテン』以外に、油に溶けやすい『脂溶性ビタミン』というものがあり『レチノール』と呼ばれます。
このビタミンAは、レバーやうなぎの肝などに多く含まれるもので、脂に溶けやすい性質から、余分に摂取したレチノールは体内の脂肪や肝臓に貯蓄されてしまうため、過剰摂取の原因になります。
美的ヌーボでは、原材料に配慮されておりビタミンAを摂りすぎる心配はありません。 普段の食事で、レバーやうなぎの肝など食べる習慣が多い方は、食生活も見直すと良いでしょう。
ビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートし、皮膚や骨・血管などを強く健康にします。 また、鉄分の吸収を高める効果もあり、鉄と一緒に摂取することで造血作用も発揮します。 赤ちゃんの成長はもちろん、妊娠中期〜後期の貧血予防にも役立ちます。 。
ビタミンDは、骨や歯の成長をサポートします。 骨や歯の元になる栄養素といえば、カルシウムというイメージかもしれませんが、ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を促進させ、血中カルシウム濃度を高めることで、骨や歯の成長を助けているのです。
厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年版)』によると、妊婦は1日あたり7.0μg、授乳婦は1日あたり8.0μgの摂取が推奨されています。
過剰摂取をすると、血中カルシウム濃度が高まり、下痢や嘔吐、食欲不振不振を引き起こす『高カルシウム血症』、腎機能障害に陥る可能性があります。
胎児の歯の成長に異常を引き起こすこともありますから、上限の1日あたり100μgを守るよう心がけてください。
ビタミンEは、脂に溶けやすい『脂溶性ビタミン』の一つで、老化などの原因でもある活性酸素の増加を抑える効果があり、『抗酸化作用』に働きかける栄養素として知られています。
食べ物では、アーモンドやヘーゼルナッツ、コーン油、ひまわり油などに多く含まれます。 ビタミンEは、体内の細胞膜の中に多く存在しており、細胞を守る役割があります。 活性酸素が細胞をウイルスから守っているのですが、一方で増えすぎた場合は細胞を傷つけてしまう特性を持っています。
そこで、ビタミンEが増えすぎた活性酸素を減らすことで、細胞を守っているという仕組みです。 妊娠中は、免疫力が低下しやすい時期でもありますから、感染症の予防としてもビタミンEの摂取を心がけたいところ。
またビタミンEには、血流を促進する効果もあります。 体の血行が良くなることで、胎児と関わりの深い『子宮』や『酸素を運ぶ血液』など改善されます。
妊活中であれば、子宮内膜の血流促進によって、受精卵の着床率を高めることから、妊娠しやすい体づくりにも期待できます。
厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年版)』によると、妊婦は1日あたり6.5mg、授乳婦は1日あたり7.0mgの摂取が推奨されています。
過剰摂取によって、吐き気や下痢、肝機能障害に陥る可能性のありますから、摂取量を守るようにしましょう。
美的ヌーボは、アメリカ食品医薬局(F.D.A)認定のGMP基準工場で製造を行っています。 GMPとは、原料の入荷から製造、出荷までの過程で、製品が安全に製造され、一定の品質を保つための基準です。
1日分(5粒)をアルミパックの小包装に分けており、品質・衛生面にもこだわりの配慮が有ります。
また、厚生労働省暫定基準に基づく放射性セシウム検査も実施、『検出なし』の確認もしているので、妊婦さんも安心して服用できますね。
美的ヌーボは5種のタブレットが特徴です。 1番大きいビタミンB群のタブレットは、約2cmと葉酸サプリの中では比較的大きめのサイズです。
現在のタブレットは、スリットの入った仕様になっていますので、半分に小さく割って服用することができ、飲みやすさに改善が見られます。 匂いが多少有りますので、つわりの症状がひどい方ですと飲みづらさを感じるかもしれません。
美的ヌーボプレミアムは定期価格で1ヶ月分(5種×30日分)で6,912円(税込)です。 日割りで換算すると、1日あたりの費用は約230円になります。
デメリットは費用でしょう。 他の葉酸サプリと比べると、費用は1日あたり230円と比較的に高めです。
ただ、一概に値段だけでサプリ選びをすることもお勧めしません。 安価なものですと、複合栄養素が少ない傾向にあったりしますので、肝心の葉酸も本来の働きを十分に発揮できないこともあります。
ビタミンB群やミネラルなどの含有量にもこだわっている分、コストが高くなってしまうのは仕方ないかなという印象です。
個人的には、栄養バランスとしてもお勧めサプリなので費用的に折り合えば、試す価値のあるサプリだと思っています。